NASA×MITの「新型可変翼」は、航空機製造の概念を変えるかもしれない

何百個もの小さな同じ部品を組み合わせる可変翼は飛行中に最も効果的に自動変形することが可能に!? NASAとMIT(マサチューセッツ工科大)による新型可変翼は、航空機の製造方法自体をも変えるかもしれません。

NASAとMIT(マサチューセッツ工科大)による新しいプロジェクトは、形状変化する航空機、さらに踏み込んでいます。ですが、その方向性は間違いなく、これまでのものとは異なっております。

何百個もの同じ部品を組み合わせるこの新しい翼の技術は、瞬間的に変わる飛行条件に合わせ、最適な形状を作り出し、飛行中に劇的に変形するフレキシブルな翼を持つ航空機の礎となるものです。

材料工学の専門誌『スマートマテリアル&ストラクチャー』や「MITニュース」で要約されているように、このアプローチではポリマー素材の層でコーティングされたポリエチレン樹脂を用いてつくられた射出成形を組み合わせた構造です。これによって翼を組み立ているのです。

このことによって、軽量で柔軟な構造を生み出し、飛行中に変形し変化することを可能にしているのです。特定の場所で特定の構造の柔軟性を微調整することで、研究者たちは気流条件に対して翼の動きを調整することが可能となります。

そして、離陸時や巡航中といった様々な飛行段階に応じても、理想的な空気力学の原理を応用した形状に自動的に変形させていくのです。

NASAのエイムズ研究センターのリサーチエンジニアであり、資料の主執筆者であるニコラス・クレーマー氏は「MITニュース」で次のように説明しています。

「異なる迎角(angle of attack)で、負荷に形状をマッチさせることで効率を上げることができるのです。積極的にやるように行うこととともに、同じ反応を生み出すことはできるのです。が、それを受動的にやっているのが現状となります」とのこと。

2019.04.12更新